この記事では、画像生成AIで使える着衣・重ね着のプロンプトを、服を着ている状態、服の密着感やシワ、裾・襟元の見せ方、重ね着などに分けて画像付きで紹介します。
キャラクターに服を着せるときは、服の種類を指定するだけでは、着衣状態や身体へのフィット感、服同士の重なり方まで思い通りにならないことがあります。着衣状態や服の見え方、重ねる順番をプロンプトで指定することで、服の着せ方をより細かく調整できます。
「キャラクターにしっかり服を着せたい」「身体に沿った服の見せ方を調整したい」「シャツやセーターを重ね着させたい」「服を上下どちらに重ねればよいか指定したい」という場合にも使いやすい内容になっています。
プロンプトによる違いを比較しやすくするため、掲載画像は同じキャラクター・構図などを基準に、対象となる要素を中心に変更しています。実際の生成結果は、使用するモデルや設定、プロンプトの組み合わせによって異なります。
服を着せる・着衣状態を指定するプロンプト
キャラクターに服を着せたい場合は、wearing ~やdressed in ~のように、何を着ているのかを具体的に指定するのが基本です。
また、服を指定しても肌の露出が多くなったり、意図した着衣状態にならなかったりする場合は、fully clothedなどを組み合わせることで、服を着ている状態を補強できます。
服の種類や衣装そのものを探したい場合は、以下の服装プロンプト一覧も参考にしてください。
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服を着ている状態を指定する
服を着ていることを指定するときは、単に「着衣」を英訳した単語を加えるよりも、着せたい服と組み合わせて指定する方が使いやすくなります。
| プロンプト | 意味・使い方 |
|---|---|
| wearing ~ | ~を着ている、身につけている |
| dressed in ~ | ~を着た状態 |
| fully clothed | しっかり服を着ている、十分に着衣した状態 |
画像例

vivid tomato-red asymmetric draped mini skirt

deep cocoa asymmetric kilt-inspired mini skirt
たとえば、白いブラウスとスカートを着せたい場合は、wearing a white blouse and skirtのように指定できます。
dressed in ~も同じように服装を指定できますが、衣装全体やコーディネートをまとめて表現したい場合にも使いやすいプロンプトです。
fully clothedは特定の服を指定するというより、服をきちんと着ている状態を補強したい場合に使います。
服を着てくれない場合の調整
服のプロンプトを入れても、使用するモデルやほかのプロンプトとの組み合わせによっては、肌の露出が増えたり、指定した服の一部が省略されたりすることがあります。
その場合は、fully clothedだけに頼るのではなく、着せたい服を具体的に指定したうえで、着衣状態を補強するのがおすすめです。
| 調整方法 | プロンプト例 |
|---|---|
| 着せたい服を具体的に指定する | wearing a blouse and skirt |
| 着衣状態を補強する | fully clothed |
| 露出につながる要素を抑える | ネガティブプロンプトで不要な露出表現を調整 |
たとえば、fully clothedだけでは服の種類までは決まりません。
「何を着せるか」を具体的に指定し、必要に応じてfully clothedを追加するという順番で調整すると、狙った着衣状態に近づけやすくなります。
着衣の見え方を調整するプロンプト
同じ服でも、身体への密着感やシワ、裾や襟元の状態を指定することで、着衣したときの見え方を変えられます。
服そのものの種類を変えるのではなく、身体にどのように沿っているか、服がどのように動いているかを調整したい場合に使いやすいプロンプトです。
服の密着感を指定する
服を身体に沿わせたい場合は、tight clothesやtaut clothesなどを使います。
プロンプトによって密着感や布の張り方が変わるため、身体のラインをどの程度見せたいかに合わせて使い分けてみてください。
| プロンプト | 服の見え方 |
|---|---|
| tight clothes | 身体にフィットしたタイトな服 |
| taut clothes | 布がぴんと張ったような服 |
| skintight clothes | 肌に密着するような非常にタイトな服 |
| form-fitting clothes | 身体のラインに沿った服 |
画像例




tight clothesは、服全体をタイトなシルエットにしたい場合に使いやすいプロンプトです。
taut clothesはタイトさだけでなく、布が引っ張られて張っているような見え方を表現したい場合に向いています。
skintight clothesはさらに密着感が強くなりやすいため、身体のラインをはっきり出したい場合に使えます。
一方、form-fitting clothesは身体の形に沿った服を表現しやすく、強すぎないフィット感を指定したい場合の候補になります。
服のシワ・折れ目を指定する
服のシワや折れ目を加えると、布が身体やポーズに沿って変形しているような見え方を作れます。
| プロンプト | 服の見え方 |
|---|---|
| wrinkled clothes | シワのある服 |
| clothing folds | 布の折れ目・ひだが見える服 |
画像例


wrinkled clothesは、服全体に細かなシワやヨレを加えたい場合に使います。
clothing foldsは、袖や胴まわりなどにできる布の折れ目や立体的なひだを表現したい場合に使いやすいプロンプトです。
シワや折れ目の出方は、服の素材やサイズ、ポーズによっても変化します。密着感を強めたい場合は、tight clothesやtaut clothesなどと組み合わせて調整する方法もあります。
服を引っ張る・整える仕草を指定する
服を手でつかんだり整えたりする仕草を加えると、単に服を着ているだけではない、動きのある着衣表現を作れます。
| プロンプト | 仕草 |
|---|---|
| shirt tug | シャツを引っ張る |
| skirt tug | スカートを引っ張る・押さえる |
| holding skirt hem | スカートの裾を持つ |
| skirt lift | スカートの裾を持ち上げる |
| pulling collar | 襟を引っ張る |
| adjusting strap | 肩紐を整える |
画像例






shirt tugはシャツの裾などを手で引っ張る仕草、skirt tugはスカートを引っ張ったり押さえたりする仕草を指定できます。
スカートの裾を自然に手で持たせたい場合は、holding skirt hemのようにどの部分を持つのかまで具体的に指定する方法もあります。
また、pulling collarやadjusting strapを使うと、襟元や肩紐に手を添えた着衣ならではの仕草を表現できます。
裾・襟元・袖の見え方を指定する
服そのものを引っ張る動作だけでなく、裾や襟元、袖の位置を変えることで、着衣の見え方を細かく調整することもできます。
| プロンプト | 服の見え方 |
|---|---|
| loose neckline | ゆったりとした襟元 |
| sleeves sliding down | 袖口が手の甲側へずり落ちた状態 |
| sleeve slipping off shoulder | 袖が肩からずり落ちている状態 |
| slightly lifted hem | 裾が少し持ち上がった状態 |
画像例




loose necklineは、首まわりに余裕のある襟元を表現したい場合に使います。
sleeves sliding down は、袖口が本来の位置から手の甲側へずり落ちた状態を表します。一方、sleeve slipping off shoulder は、袖や肩まわりの生地が肩からずり落ちた状態を指定するときに使えます。
slightly lifted hem は、裾の一部がわずかに持ち上がった状態を表現したい場合に使います。
こうしたプロンプトは、服を大きく脱がせるのではなく、着衣した状態を保ちながら服の位置や動きを変えたい場合に使いやすくなります。
重ね着を指定するプロンプト
複数の服を重ねて着せたい場合は、layered clothesなどのプロンプトを使うほか、どの服を上・下に着るのかを具体的に指定する方法があります。
重ね着そのものを指定したい場合と、シャツの上にセーターを着せるなど服同士の位置関係まで決めたい場合で、プロンプトを使い分けてみてください。
重ね着した服装を指定する
服の組み合わせを細かく決めず、まず重ね着した服装にしたい場合は、layered clothesやlayered outfitを使います。
| プロンプト | 意味・使い方 |
|---|---|
| layered clothes | 複数の服を重ねて着ている |
| layered outfit | 重ね着を取り入れた服装・コーディネート |
画像例


layered clothesは、複数の服を重ねて着ている状態を指定したい場合に使いやすいプロンプトです。
layered outfitも重ね着を表現できますが、着せたい服が決まっている場合は、sweater, shirt, layered outfitのように重ねる服も一緒に指定すると、狙っている服装を伝えやすくなります。
○○の上に服を重ねる
どの服を外側に着せるかまで指定したい場合は、overを使います。
基本形は次のようになります。
外側の服 over 内側の服
| プロンプト例 | 重ね着 |
|---|---|
| cardigan over blouse | ブラウスの上にカーディガン |
| sweater over shirt | シャツの上にセーター |
| jacket over shirt | シャツの上にジャケット |
画像例



たとえば、cardigan over blouseと指定すると、ブラウスを内側にして、その上からカーディガンを重ねた服装を指定できます。
overを使うと、単に2種類の服を並べて指定するよりも、どちらを外側に着せたいのかを明確にできます。
○○の下に服を重ねる
内側に着る服を基準に指定したい場合は、underを使います。
基本形は次のようになります。
内側の服 under 外側の服
| プロンプト例 | 重ね着 |
|---|---|
| camisole under sheer blouse | シアーブラウスの下にキャミソール |
| turtleneck under sleeveless dress | ノースリーブワンピースの下にタートルネック |
| shirt under slip dress | スリップドレスの下にシャツ |
画像例



たとえば、shirt under slip dressと指定すると、ワンピースの下にシャツを着た重ね着を表現できます。
overとunderは書き方こそ逆ですが、どちらも服同士の上下関係を具体的に伝えるための表現です。
シャツやブラウスの種類・襟・袖・シルエットなどを詳しく指定したい場合は、以下の記事でプロンプトを画像付きで紹介しています。
UruruAILab シャツ・ブラウスのプロンプト一覧|Tシャツ・ワイシャツのプロンプトも画像付きで紹介 | UruruAILab シャツ・ブラウスのプロンプトを画像付きで紹介。Tシャツ、ワイシャツ(Yシャツ)、襟付きシャツ、ボタンシャツ、フリルブラウス、オーバーサイズシャツ、シャツインなど、…
重ね着した内側の服を見せる
重ね着を指定しても、内側の服が外側の服に隠れてしまうと、画像を見ただけでは重ね着していることが分かりにくい場合があります。
そのようなときは、襟・裾・袖など、内側の服のどの部分を見せたいのかまで指定する方法があります。
| プロンプト例 | 見え方 |
|---|---|
| turtleneck collar visible above sweater neckline | セーターの襟元からタートルネックを見せる |
| long T-shirt hem visible below sweatshirt | スウェットの裾からロングTシャツの裾を見せる |
| blouse cuffs peeking out from jacket sleeves | ジャケット袖口からブラウスのカフを見せる |
| hoodie hood visible over coat collar | コートの襟元からパーカーのフードを見せる |
画像例




重ね着では、単に2種類の服を指定するだけでなく、内側の服がどこから見えているかまで指定すると、レイヤードした構造を分かりやすく表現できます。
襟元・裾・袖口・フードなど、内側のどの部分を見せるかによって、重ね着した服装の印象も変わります。
重ね着がうまく反映されない場合の調整
重ね着のプロンプトを入れても、服同士が一体化したり、片方の服が省略されたり、意図した順番にならなかったりすることがあります。
その場合は、layered outfitだけで指定するのではなく、着せたい服と重なる順番を具体的に書くのがおすすめです。
| 調整方法 | プロンプト例 |
|---|---|
| 重ねる服を具体的に指定する | shirt, sweater, layered outfit |
| 外側の服を明確にする | sweater over shirt |
| 内側の服を明確にする | shirt under sweater |
| 内側の服を見せる | turtleneck collar visible above sweater neckline |
たとえば、layered outfitだけで重ね着がうまく反映されない場合は、sweater over shirtのように服の種類と上下関係を具体的に指定します。
さらに内側の服が隠れてしまう場合は、turtleneck collar visible above sweater neckline のように、内側のどの部分をどこから見せるのかまで具体的に指定すると、重ね着の構造を伝えやすくなります。
着衣・重ね着プロンプトのまとめ
服を着せるときは、wearing ~やdressed in ~で着せたい服を具体的に指定し、必要に応じてfully clothedを組み合わせることで、着衣状態を調整できます。
また、tight clothesやtaut clothesなどを使えば服の密着感を変えられ、裾や襟元、服を引っ張る仕草などを指定することで、着衣した状態の見せ方にも変化をつけられます。
重ね着では、layered clothesなどに加えて、overやunderで服同士の上下関係を具体的に指定するのがポイントです。作りたい服装や見せ方に合わせて、気になるプロンプトを組み合わせながら活用してみてください。




